2020-10-05

野球におけるフォロースルーとは?

球技においてフォロースルーというのは

最後まで振り切る動作という意味です。

野球では

  • ピッチングの投げ終わり
  • 野手のスローイング動作後

これらのことを指しますが

多く聞くのは

バッティングの打ち終りのフィニッシュ

ですよね。

一番大事なのはインパクト!と言われがちですが

今回は自分のフォロースルーをもう一度見直してみましょう。

振り切るとはそもそもどこまで?

私は高校の頃に

「最後まで振り切れ!」

とよく監督さんに怒鳴られていました。

当時は頭に?マークがよぎってました。

自分なりにフルスイングし振り切っていたつもりだったからです。

今思い返すとちゃんと質問しにいけばよかったと思います。。

それから社会人になり野球をプレーし勉強していく中で

私なりの振り切るという言葉の正解を見つけたのです。

f:id:rexbaseball:20200220230359p:image
f:id:rexbaseball:20200220230322p:image
f:id:rexbaseball:20200220230316p:image
f:id:rexbaseball:20200220230519p:image

1枚目と3枚目の写真は

2017年の私のインパクト~フォロースルーまで

2枚目と4枚目の写真は2020年のものです。

違いが分かりますでしょうか?

バットの位置の違いに目が行きがちですが

下半身に注目してください。

2017年は左足が閉じ切ったままで終わっていますが

2020年はめくれていますよね。

骨盤の位置にも注目してください。

どちらの方がより振り切っているように見えますか?

監督さんが言いたかったのはこの部分だったと思います。

この骨盤の回転の差

打球に影響を及ぼすということを

高校時代~2017年までの私は全く知りませんでした。

壁側の足の負担

壁側の足(右打者なら左足・左打者なら右足)がめくれると

パワーロスすると聞いたことはありませんか?

  1. 軸足で溜めた力を逃さず左足で受けきる
  2. すると強い回転力が生まれスイングが鋭くなる

私はこのような指導をされた記憶があります。

確かに反作用の力を使って打つツイスト打法なんて言葉がありますよね。

巨人の丸選手や引退された阿部選手が得意としていました。

その理論や打ち方は間違ってないかと思います。

しかし私は打ち終わった後に我慢せず

左足がめくれたほうが打球の質は上がったように感じました。

そして膝への負担も少なくなったように思います。

ニューヨークヤンキース時代の松井秀喜選手や

オリックス時代の清原和博選手は

壁側のひざ(共に右打者なので左ひざ)を手術しています。

長年の守備や走塁、様々な疲労が蓄積していたんだと思いますが、

一番の原因はバッティング。

私の印象だと二人とも壁側の足があまりめくれずに打っていました。

そのフォームで

あれだけホームランを量産したお二方です。

フルスイングのパワーを何十年も受け続けると

誰でもケガしてしまいますよね。

最近のプロ野球ですと山川穂高選手や吉田正尚選手のような

ホームランバッターのつま先はめくれているように思います。

https://www.nikkansports.com/baseball/photonews/photonews_nsInc_201905210000796-0.html

画像はこちらからお借りしました。

ケガの面からみても壁側の足は

無理をせず解放してあげるのがいいのかもしれません。

力を余すことなく伝える

 骨盤の位置がここまで変われば

バットのフィニッシュの位置も変わってきます。

先ほどの写真で

打ち終りのバットが耳の横で止まっている2017年に対し

2020年は軸足の位置にまでバットがきています。

自分の並進運動で発生した力をバットに乗せ

打球に力を最後まで伝えきる

そんな意識です。

力み加減にもよりますが振り切る目安として

参考にしてもいいかもしれません。

注意してほしいのが上半身の力でここまで持ってくるのではなく、

下半身の力・骨盤の回転が伝わった結果自然とこうなるのです。

自然と力が入ってしまう試合で

ここまでフォローををとることは難しいですが

力感のないフォロースルーを

普段の練習からできるように意識して取り組んでいきましょう。

置きロングティー

このフォロースルーでどう打球が変わるか

手っ取り早い確認方法は

ティースタンドをセットしてロングティーをする方法です。

動画で詳しく解説しています。

トスしてもらうロングティーやフリー打撃もいいんですが

運動量が0でコースが一定の止まっているボールに対して

自分のバットスイングで発生させたエネルギーのみで飛ばす

この練習の方がより飛距離を正確に測れると思います。

そしてもしティースタンドが身近にない場合は

自分で作ることも出来るのです。

私の友人は市販のティースタンドを練習中に誤って壊してしまってから

手作りのティースタンドを製作していました。

f:id:rexbaseball:20200221164650p:image
  • 2リットルのペットボトル
  • ネトロンパイプ(ホームセンターやアマゾンに売っています)
  • 結束バンド

作り方は水を入れたペットボトルのふたの部分に

ネトロンパイプを差し込みます。(穴径が丁度いいようです。)

差し込んだ部分が外れないように

結束バンドで絞めつければ完成です。

友人はこれで高め・真ん中・低めと3種類の高さのパイプを作り

様々なコースでも練習できるようにしていました。

誤ってパイプの部分を叩いてもバットに傷はつきませんし

バイプ本体もかなり丈夫です。

興味がある方はぜひこのスタンドを作って

置きロングティーをしてみてください。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です