野球が上手くなるには紙とペンが必要?

これまでの記事で野球の能力向上に対して様々な観点から記事を書いてきました。

 

特にフォームを動画にまとめておくのをお勧めしています。

 

打撃不調時にやること

 

しかし、頭の中で本当に理解するためには動画を見返すだけでは足りないと思います。

 

タイトルに書いた紙とペンを使った能力向上の方法とはズバリ

 

メモを取ることです。

 

 

今回はメモの重要性について2回に渡ってお話ししていきます。

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https://dorekau.com/27982

(画像はこちらからお借りしました)

置き換えると野球以外にも通ずる部分がありますので、野球をやっていない方でもぜひご覧ください。

 

情報獲得の伝導率向上

これは情報を素通りしなくなるということです。

私たちは思っている以上に日常の情報を素通りしています。

 

仕事中や移動中に趣味のことを考えたりしていると、ふっとアイデアを思いつくことがありませんか?

 

「これはいいアイデアだから、覚えておこう」

そう思っていても、10分後にはきっと忘れています。

 

眼から入ってくる情報を処理しなければならず、頭の中に思いついたアイデアをパソコンのようにフォルダへ保存することは比較的難しいです。

 

他にも野球の5分間の技術指導の中で、理解すべき大切な情報を3つ話して頂いたとしましょう。

この場合、受け手側は全ての指導を頭でキャッチできているつもりでも、実際は1つの情報しか覚えることが出来ず、残りの2つは通り過ぎてしまうことがほとんどです。

 

指導側「今の話し聞いてた?」 

受け手側「すみません、もう一度説明してもらいますか?」

 

このやり取りは誰しもが経験あるでしょう。

 

メモを取る習慣を身に付けると、有用な情報をキャッチするアンテナの本数が増えます。

 

頭で処理しきれなかった情報をノートに書いておくことで、先ほどの5分間の技術指導時間は100%有意義な時間となるでしょう。

 

具体的なメモの取り方としては、最初はとにかく全部書けるだけ書いてみましょう。

 

ゾーンに入って聞いたことを全て書き取る

それらを何度も繰り返す

 

そうすれば自分なりのメモの要点のまとめかたや見やすい書き方などが染みついてきます。

 

質より量という言葉は個人的にあまり好きではありませんが、メモに関してはとにかく書きまくって、そこから質を高めていきましょう。

 

傾聴能力の向上

これは相手のより深い話を聞き出せるようになるということです。

 

メモを取りながら指導を受けていると、その中から拾い上げた情報を元に新しいアイデアや疑問点が出てくるかもしれません。

 

これは指導側にとっても嬉しいことですよね。

 

自分の指導を理解した上で質問してくれるということは、さらにもう一歩踏み込んで追求できるということです。

 

そしてこのメモを取るという行為は相手にも自分の熱意を伝えやすくなるのです。

 

「あなたの指導から一つでも多くの情報を吸収したい」

 

こう思われて不快になる指導者はいるのでしょうか?

 

メモを取って質問するという行動は、受け手側のみならず両者にとって実りのある時間を作ることが出来ます。

 

指導者側も「この子にはさらに教えてみたい」と思ってもらえれば最高ではありませんか?

 

熱意に返すのは、結果も大事ですがそれ以上の熱意です。

一方通行の指導よりも何倍も自分へのリターンが大きいですよ。

 

構造化能力の向上

これは話しの骨組みが分かるようになります。

 

メモを数多くとって慣れてくると、指導の全体像が俯瞰で見られて

 

  1. 今どの話題を
  2. 何に向かって
  3. どこまで話しているのか

これらを瞬時に把握できるようになります。

 

脳内に大きい親フォルダを作り、どの情報がどの子フォルダに入っていくのか綺麗に仕分けできるようになるイメージを想像してください。

 

バッティングを親フォルダにして例えると

 

・バッティング

  1. 体重移動
  2. 構えのあり方
  3. バットの扱い
  4. スイングの軌道
  5. 力のベクトルの向き

このような5つの子フォルダを作って、それぞれに指導内容を振り分けて分かりやすく出来るのです。

 

さらに1の体重移動について追及するのであれば

  • 体重を一瞬受けとめる前足
  • 回さず浮かせる軸足
  • 地面反力

他の要素はいったん保留にしておいて体重移動に関する重要なことを深堀りしていきますよね。

 

これらのことが話しを構造化できると簡単に出来ます。

 

また、急に「バッティングと投球は一緒だから~」と投球の話しになったとしても、フォルダを作っておけばすぐにその情報も「投球フォルダ」へ保存して後から確認することが出来ます。

 

構造化できる人は全体の構図がハッキリと見えているので、話しの流れから振り落とされることがありません。

 

「構造化を会得して情報を100%吸収する」

 

始めのうちは出来なくても続ければ必ず出来るようになります。

 

いかがでしたでしょうか。

 

メモの重要性を一通り書いてみました。

 

次回は

  • メモを取るようにしてから私の中で変わったこと
  • 寝る前と風呂の中は最高のアイデアの場
  • 貴方はなににつき動かされているか

を予定しております。

 

続きはまた後日書いていきますのでよろしくお願いします。

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ABOUT US
まっけいサラリーマン・WEBライター・ブロガー
小・中・高と野球部に所属していましたが一度もレギュラーに選ばれず二桁背番号のベンチ要員。 社会人になり一から野球を勉強し直し、様々な経験を経て好きな「野球」を仕事にすることが出来ました。 それまでの経緯・これからの活動について皆さんにお届けします。