選手兼任監督

草野球をやられている方はどこかしらのチームで見たことがあるのではないでしょうか?

打席や塁上から攻撃のサインを出す選手を。

 

草野球あるあるな光景ですよね。

 

今回は草野球の選手兼任監督についてお話ししていきます。

 

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月曜日から監督業は始まる

 

まず監督のする仕事と言えばオーダー決めです。

日曜日に試合があるとすれば月曜日に出欠の連絡を回します。

同日に全軟連の大会であれば会議室や球場に集まりクジを引いて対戦相手と試合順が決定します。

 

そして火曜日~木曜日で返事が集まりオーダーを決めていきます。

 

対戦相手・試合順・試合時間により投手の継投や打順を考えるのですが

やはり第一に考えるのはみんなが出れるようにすることです。

 

Wヘッダーの場合は全選手総動員して勝ちに行きますが

1試合ですと勝ちに行きつつベストのタイミングで交代なども考えなければなりません。

 

人数がぎりぎりだと不安感はあるものの全員フルイニングで出場できる。

 

人数に余裕があるとケガやコーチャーなどの安心感はあるものの起用法で悩む。

 

特に試合をこなしながら考えるのはなかなか骨が折れます。笑

 

試合展開にもよるでしょうが、あらかじめ何イニング目で交代すると当日の朝、もしくは前日に連絡を回しておけばいいかもしれませんね。

 

 そしてこの返事をもらう最中の水曜日or木曜日で

投手のピッチングや調整に付き合います。

 

金曜日でも良いのですが投げ始めると納得のいくまで投げたがる投手も中にはいますので、疲れを残さないようにする意味でも週の中頃に調整をしてもらうようにしています。

 

キャッチボール程度でいいという場合は河川敷などで金曜日や土曜日に軽くやる場合もあります。

 

決戦前夜

 

最終確認の連絡と当日のオーダーを発表します。

以前に行ったことのある球場の場合はアップ場所の指示をし直接向かってもらうケースが多いですが、初めての球場や遠方の場合は道の駅などで集合するようにします。

 

どの場合でも、だいたい試合開始の1時間半~2時間前には着くようにして、ゆっくりアップをとれるようにしています。

 

これは慌ててアップを取りたくないというのと

球場の風景に慣れておきたいという理由です。

 

前のチームが試合中ならその様子を見ることもできますし

外野フェンスの周りをぐるっとランニングしながらグラウンド内を確認すると

守った時のイメージがしやすいと感じます。

 

選手によってストレッチに時間をかける人や食事をとる人もいるので

早めに着いて損はないかと思います。

 

後は近くにコンビニなどがあるのかも確認しておくと便利です。

 

Wヘッダーの場合、昼食の用意もしなくてはならないので

球場近くにお店がないから前もって朝のうちに用意しておく

等の対策がとれるからです。

 

その他の連絡ですと、

練習試合の場合1試合通してのテーマを決め、徹底して行えるようにします。

 

「チーム全員でファーストストライクを狙う」

「塁上に出たらいつもよりリード幅をとり投手にプレッシャーをかける」

 

意識の共有を前日からしてもらうことで

それぞれがそのプレーに対する準備を済ませることが狙いです。

 

この取り組みはチームの一体感も生まれますし

試合終わりのミーティングで反省点を考えるとき、これをベースに話しをまとめやすいです。

 

ぜひ試してみてください。

 

連絡が終わるとオーダー表とメンバー表の作成に取り掛かります。

マネージャーの方がいるチームは当日にお願いしても構いませんが

試合の日は忙しいので事前に書いておくと楽です。

 

余談ですが、昔はこの後飲みに行ったりもしました。

しかし今では余程大事な集まりでない限り行かないようにしています。

二日酔いでの試合は体調も自分の結果も悪くなるばかりです。笑

 

ゲームスタート

 

いよいよ試合です。

ここまでくれば事前に決めたゲームプラン通り行っていきますが

そうは簡単にいかないのが野球です。

 

クロスプレーによるケガや熱中症などの予期せぬアクシデントが常に潜んでいますから選手の状態に気を配ります。

 

ベンチに戻ると必ず投手に声をかけたり、バテ気味の選手へ塩飴を舐めさせたり

未然に防げるところは防ぐようにしています。

 

このとき選手兼任監督の大事なのは

同じグラウンドに立っているからこそ気づくべき点に気づいてあげられるかという所だと思います。

 

確かにベンチで冷静に見える部分もあるかもしれませんが

 

・グラウンドの気温

・味方と近い距離での会話

 

これらはベンチにいる監督より分かりやすいですよね。

自分のプレーにもちろん集中しますが

ここが選手兼任監督の腕の見せ所だと思います。

 

そしてゲームが終わるとグラウンド整備やベンチの掃除。

その後ミーティングになります。

 

先ほども話しましたがチームのテーマを徹底できたか振り返ると同時に

采配の面でも私は選手に聞くようにしています。

 

自分一人の頭では限界があるので

監督自身の気づかない失敗や改善してほしい点を言ってもらい次に繋げます。

 

だいたいこの辺りまでが監督の仕事になるかと思います。

 

打ち上げ

 

試合終わりに、バーベキューや居酒屋で打ち上げをするチームもたくさんありますよね。

むしろこのために試合を頑張っている選手もいるかと思います。笑

 

意外とこの

お酒が入った状態で話す会話の中に面白いネタや次の試合で試したくなるアイデア

が出たりするのです。

 

ただ大抵忘れちゃうのでメモを残したり

携帯に残しておくといいかもしれません。

 

その出たアイデアを元にしながらまた翌週の試合の準備をしていきます。

 

選手兼任監督は、苦労が絶えませんが

勝った時の喜びも人一倍です。

 

自身も楽しみながら野球をプレーしてください。

それが続けるコツだと思います。

相談事や悩みなどあればコメント欄の方からいつでもお受けいたします。

 

共に頑張っていきましょう。

 

 

 

 

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まっけいサラリーマン・WEBライター・ブロガー
小・中・高と野球部に所属していましたが一度もレギュラーに選ばれず二桁背番号のベンチ要員。 社会人になり一から野球を勉強し直し、様々な経験を経て好きな「野球」を仕事にすることが出来ました。 それまでの経緯・これからの活動について皆さんにお届けします。