野球の声かけ・会話について

学生野球・社会人野球・草野球

様々な野球のレベルを経験されてきた方は数多くいらっしゃると思いますが、野球の中で声かけで重要なことと言えば何でしょうか?

 

・味方を鼓舞し気持ちを奮い立たせる

・点差・状況を確認し次のプレーへ備える

・相手へ攻撃的な言葉を発してミスを誘発させる

 

最後のはいわゆる「ヤジ」です。

この3つについて今日は考えていきたいと思います。

 

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https://nenjyu-mukyu.com/2017/08/26/少年野球「打たれるのはokだぞ」「楽に楽に」ピ/

(画像はこちらからお借りしました)

気持ちの持ち方

守備についてる状況で、ピンチを迎えてる場面でどんな声をかければいいでしょうか?

 

「楽にいこうよ」

「ストライクいれてこー」

「低めになー」

 

だいたい決まって投手にこのような声をかけませんか?

こんなこと誰に言われなくてもピッチャーが1番分かっています。

ただただ楽に投げて低めにストライクが入って抑えれるなら誰もがそうします。

 

点差、試合の局面、バッターとの駆け引き、気温、自軍の守備、、etc

 

様々なことをバッテリーは考えてボールを選択していきます。

 

この状況でどんな声をかけたらいいのか

 

それはまず「投手へで」はなく、

自分と周りの準備を済ませるための声をかけ合うことです。

 

投手が死に物狂いで投げたボールで打ち取ったとしても、野手がエラーしては何の意味もありません。

 

もちろん野球にエラーはつきものです。

ですが、事前の準備である程度予測しておくことは出来ます。

 

右バッターで引っ張り傾向の打者ならサードとショートはイレギュラーしないように飛んできそうな部分をならしたり

 

レフトはライン側か左中間側にポジショニングを数歩を寄せておいたりと

 

全員で打ち取る準備をします。

 

その中で他のポジションのことで気づいたことがあったら声に出して確認し合いましょう。

 

「こっちに寄るからそっち側の打球頼むぞ」

「抜けた場合は1人で刺しにこい」

「それぞれカバーリングサボるなよ」

 

1つの打球・プレーに全員で考え、備えること。

このために声かけをするべきだと思います。

 

このような声がマウンドの後ろから聞こえてくると投手も

「打たれてもバックは準備してくれている」

と気持ちが幾分楽になり、結果打ち取れる確率が上がります。

 

それに投手には正面を向けば自分のボールの調子を把握してくれている捕手がいます。

その捕手からの言葉が何より1番響くのではないでしょうか?

 

バッテリーの配球と意図を野手7人も一緒に感じ、各々のポジショニングや心の準備を済ませることが出来るチームは本当に理想です。

 

そんなチームを作るべく日頃のコミュニケーションを大事にしていきたいものです。

 

ヤジの必要性

 

以前、私の住んでいる地域で天皇杯の県大会が行われ、そのお手伝いに行ったときのことです。

 

天皇杯はAクラスの企業チームがゴロゴロいる軟式野球国内最高レベルの大会です。

 

そんなAクラスの企業チームと地元の強豪クラブチームが対戦した際のことでした。

 

地元の強豪クラブチームも高校・大学野球で活躍した選手ばかりでチーム力も高かったのですが

 

試合は企業チームが圧倒しておりました。

 

その試合の中で企業チームの選手が

「使えない上位打線だね!」

「こんな野球でよくここまでこれたな!」

と言うのです。

 

まるで自分達のチームを鼓舞するような声量で相手チームをヤジっていました。

 

その言葉を聞いた観客、審判、

そして相手チーム。

 

どのように感じたのでしょうか。

 

学生の部活動と違い私達草野球人は週に1回〜2回しか野球をやるチャンスがありません。

 

その楽しみにしていた野球で、なぜそこまで言われなければならないのでしょうか。

 

言葉で相手のメンタルを削って普段通りのプレーを出来なくするのは確かにレベルが高くなればなるほどあります。

 

もちろん軟式野球と言えどAクラスの企業チームですからレベルが高いのは当たり前で、そのヤジも自分達の野球の一部なんだと言うのかもしれません。

 

それでも

もっとマナーを守って野球をしてもらいたいと感じます。

 

ヤジが原因でイップスになるケースも実際にあります。

そのチームとの試合が憂鬱になり、野球を辞めてしまう人も中にはいるかもしれません。

 

平日は仕事を全力でやり

週末はグラウンドを駆け回り

終わったらお酒で乾杯し

また次の週末を楽しみに仕事を頑張る

 

このような人達が私の周りには殆どです。

 

相手を削るためではなく、まず味方を鼓舞し

いいプレーだと思ったら敵でも拍手や賞賛を送る。

 

草野球の理想だと私は思います。

 

学生野球の中でも

指導者や親の方の中でも厳しい言葉をかける人はたくさんいます。

もちろんそれがチームの気を引き締めるものであったり、自惚れてる選手がいたら強く言うのも一つの手だと思います。

 

ただ、毎回怒鳴り散らされて上手くなる選手はいるのでしょうか?

 

選手が監督や指導者の顔色を伺ってプレーするようになったら私は終わりだと思います。

 

「叱られるのが怖いから、言われたことをそのままやろう」

 

この気持ちでその選手が存分にプレーできますか?

能力を100%発揮できますか?

 

今一度「声」「会話」について

チームで話し合ってみるのもいいかもしれませんね。

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ABOUT US
まっけいサラリーマン・WEBライター・ブロガー
小・中・高と野球部に所属していましたが一度もレギュラーに選ばれず二桁背番号のベンチ要員。 社会人になり一から野球を勉強し直し、様々な経験を経て好きな「野球」を仕事にすることが出来ました。 それまでの経緯・これからの活動について皆さんにお届けします。